Q21.中学時代の友人が、乳がんに罹患したとメールで打ち明けてくれました。びっくりして、でも励ますつもりで、「絶対大丈夫だから頑張って!」と返しました。その後、返信はありません。とある本では、「頑張っている人に頑張れ!は禁物」と書いてあり、友人に辛い思いをさせてしまったのでは…と後悔しています。(Qさん・女性・20代)

友人を励ますつもりで書いたメールにもかかわらず、

その後返信がこなくなってしまって後悔していらっしゃるのですね。

 

友人の方の本心が分からないだけに

Qさんの不安なお気持ちが伝わってきます。

 

返信を出せないものの感謝してくれているのか、

それとも、もう返信したくない、と思っているのか、

それは分かりませんし、

もしかしたら返信したくてもできないくらい、

心身ともに辛い状況なのかもしれません

 

もし今、私が同じ状況だったとしたら、

今の率直な自分の気持ちを再度伝えてみようと思うでしょう。

 

「先日、メールであなたを励ますような返信をしたけれど、

もしかしたらそれは今のあなたにとって本意ではなかったかもしれない。

だとしたら本当に申し訳ないと思っている。

私も悪気はなく、ただ本当にあなたのことを想っている

ということだけは伝えておきたくて。

これから先、何か私にできることがあったら

いつでも連絡してきてください。最後まで読んでくれて有り難う」

 

もちろん、この後も、返信を期待してはいけません。

「返信が欲しい」ということはあくまでもあなたの願いです。

 

そうではなく、相手への想いを伝えることだけに意識を向けてみてください

その想いはきっとご友人にも伝わると信じています。

 

(了)

 

回答者:花木裕介(一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事)